現在、結婚式のウェルカムボードとして選ばれる中に、写真と似顔絵があります。
似顔絵と写真は近い距離にあって、違った特質を持っています。
具体的に、似顔絵と写真にどんな違いがあるのでしょう。
最近のカメラの進化は眼を見張るものがありますね。
私も趣味でカメラをしていますが、最近のカメラは本当に性能が上がり、コンパクトなデジカメカメラでも一眼レフカメラ並みの写真を撮れるようになっていることに驚いています。
フィルムカメラを使っている人も最近はあまり見かけないですから、ほとんどがデジタル化され、気軽に画像確認が行え、ソフトを使えばスマホでも写真編集ができるようになっています。
フィルムカメラの時代は、カメラ屋で現像してもらい写真が上がってくる時のドキドキを思い出します。
なんせ、現像されるまでどんな写真が写っているか分からないのですから。その時代を知らない人に話すと「信じられないっ!」てなりそうですね。
使い捨てカメラ時代が本当に懐かしいです。
写真とは、記録・表現・伝達
写真とは、記録・表現・伝達をするためのもの、そして人の技術を用いて新たな価値を生むことのできるものだと思います。
日常にある場面を忘れないために記録として残しておくこと。
これは一般的に身近にある写真の役割だと思います。
旅行に行った時の記念写真、子供の思い出を残すための写真など、暮らしの中を記録として残すこと。
アートとして自己表現を行うこと。
こちらは少なからず記録の中にも存在する部分もあるかもしれません。
アートとしても写真の役割は様々だと思います。実際の姿を映し出すもの、それを美化させるために編集されたもの、その表現方法は写真という枠の概念をぶち壊すものすらあると思います。
しかし、その表現から価値が生まれます。
そして商業として伝達の役割を担うこと。
日常的に目にする広告や本などがあります。
この写真の役割として、第三者に対して価値の伝達を行なっていることです。
もっとも目にする写真がこの伝達になることが多いのではないでしょうか。
以上のように写真には様々な役割があります。
そして、ウェルカムボードとしての写真の役割は表現にあたります。
似顔絵とは、表現・発見
似顔絵の大きな役割は表現にあります。
もちろん記録という役割があっての表現にはなりますが、本人ではなく、似顔絵作家という価値を通して、第三者の価値を生むところに似顔絵の役割があると思っています。
似顔絵作家はどの作家にもこだわりと個性・技術があります。
この似顔絵作家というフィルターを通りて、お描きする方の想いと表情から表現された似顔絵には、言葉には表現しづらい「ぬくもり」が生まれます。
そして全く同じ絵は2度と描くことはできません。
1枚1枚が本当に大切な作品だと思っています。
私は家に絵がある暮らしはすごく素敵なことだと思っています。
ウェルカムボードとして使用された作品は、末長く自宅に飾ることになると思います。
私自身も絵を自宅に飾っているのですが、良いものです。
無機質な家に命が入るような感覚です。
ウェルカムボードとしての似顔絵の役割も表現です。
まとめ
似顔絵も写真も、ウェルカムボードという表現においては同じ役割を果たします。
それが作家という個性のフィルターを通すかどうかの違いはすごく大きいですね。
ご自身のウェディングをどうしたいかで決めるのも良いかもしれないですね。
スタイリッシュなら写真、あたたかさなら似顔絵という認識で選ぶこともできるので、よりマッチする演出を是非、見つけてください。