かわいいだけじゃない! ハッピーアクセサリーの「花冠」
似顔絵/フジエシュンスケ
アクセサリー
ナチュラルでかわいい花冠。厳かな教会式にも、カジュアルなガーデンウェディングやレストランウェディングにも、いろんなウェディングシーンに合って、花嫁をキュートに演出するアイテムですよね。いくつかのお花を組み合わせたり、シンプルに1種類のお花でまとめたりと、自分の好みでコーディネートできるのも素敵なポイントです。また、花冠はアクセサリーとしてだけでなく、空間をかわいく演出するアイテムとしても大活躍します。このように、今ではウェディングシーンで欠かせない存在となっている花冠ですが、実はその歴史はとても古く、深い意味が込められています。
花冠の歴史は古代ギリシャに遡り、月桂樹の葉で作った冠が由来とされています。最初からお花がついているというわけではなかったのですね。月桂樹はギリシャやローマ時代から神聖視された樹木の1つで、これを古代ギリシャでは勝利と栄光のシンボルとして勝者や優秀な者達の頭上に掲げていました。それ以来、特別な時には月桂樹の「冠」をかぶることが習慣となったのです。やがて冠婚葬祭や祝祭といった時には、花や植物を編みこんだ花冠を頭にのせるようになります。自然と香る花も、神が創り出したもので、「神に捧げる神聖なもの」・「神の加護を頂く」というような意味が込められており、神聖視され、冠にすればさらに縁起がいいとされたのかもしれません。また、花冠には切れ目がなく「永遠・継続」という意味もあり、とても縁起がよいラッキーアイテムとされるようになりました。ちなみに、古代ギリシャでは、花嫁だけではなく、花婿も花冠をつけたようです。
具体的に結婚式に定着するようになるのは、1800年代前半(日本で言えば江戸時代末期)で、ヨーロッパの花嫁がブーケを持つ代わりに、頭に花冠をのせていたといわれています。当時は、銀香梅(白色のギンコウバイ)とオレンジの花で作った花冠がポピュラーだったそうです。なぜこの2種類かというと、白は「純潔」を、オレンジは「多くの実をつける」、という意味があることから、家運隆盛、子宝に恵まれるように、という意味合いが込められていたようです。
花冠はかわいいだけでなく、おふたりがこれからも幸せに過ごせるように、という想いも込められているアイテムなのですね。花嫁が身に着ける以外にも、ウェルカムボードのお衣裳としてお描きすれば、願掛けも2倍3倍となり、さらにおふたりの門出が幸せいっぱいなものになりますね。
花冠の歴史は古代ギリシャに遡り、月桂樹の葉で作った冠が由来とされています。最初からお花がついているというわけではなかったのですね。月桂樹はギリシャやローマ時代から神聖視された樹木の1つで、これを古代ギリシャでは勝利と栄光のシンボルとして勝者や優秀な者達の頭上に掲げていました。それ以来、特別な時には月桂樹の「冠」をかぶることが習慣となったのです。やがて冠婚葬祭や祝祭といった時には、花や植物を編みこんだ花冠を頭にのせるようになります。自然と香る花も、神が創り出したもので、「神に捧げる神聖なもの」・「神の加護を頂く」というような意味が込められており、神聖視され、冠にすればさらに縁起がいいとされたのかもしれません。また、花冠には切れ目がなく「永遠・継続」という意味もあり、とても縁起がよいラッキーアイテムとされるようになりました。ちなみに、古代ギリシャでは、花嫁だけではなく、花婿も花冠をつけたようです。
具体的に結婚式に定着するようになるのは、1800年代前半(日本で言えば江戸時代末期)で、ヨーロッパの花嫁がブーケを持つ代わりに、頭に花冠をのせていたといわれています。当時は、銀香梅(白色のギンコウバイ)とオレンジの花で作った花冠がポピュラーだったそうです。なぜこの2種類かというと、白は「純潔」を、オレンジは「多くの実をつける」、という意味があることから、家運隆盛、子宝に恵まれるように、という意味合いが込められていたようです。
花冠はかわいいだけでなく、おふたりがこれからも幸せに過ごせるように、という想いも込められているアイテムなのですね。花嫁が身に着ける以外にも、ウェルカムボードのお衣裳としてお描きすれば、願掛けも2倍3倍となり、さらにおふたりの門出が幸せいっぱいなものになりますね。