2012 東北での取り組み
私は2012年1月頃より、2011年3月11日に発生した東日本大震災の被災地へ
似顔絵を描きに行かせて頂いています。
2012年1月 宮城県南三陸町
3月 岩手県陸前高田市、宮城県仙台市、石巻市ほか
9月 宮城県石巻市、福島県南相馬市ほか
11月 宮城県石巻市ほか
震災発生後、関西に住んでいる私たちの多くは、
「何かしたいけど、何をすればいいのか
わからない」というはがゆい思いしていたのではないでしょうか。
私もそうでした。現地へ行く勇気もなく、
自分には何ができるとも思えませんでした。
そうこうしているうちに10か月が過ぎ、
ふと、「このままではいけない。このまま
忘れてはいけない。」と思い、すぐに東北行きを決めました。
そして、震災から10か月過ぎた今なら、
もしかしたら似顔絵が役に立つんじゃないかと思いました。
現地での体験はここには書ききれないほどたくさんあります。
同じ日本とは思えない悲惨な風景。
何もなくなった町、たくさんの瓦礫。
悲しく、絶望的な事実を知るのがほとんどでしたが、
でもそこにはちゃんと、前を向いて必死に生きようとしている人が
いました。
現地でお会いした方の似顔絵を描き、笑顔になってもらったことで、
私の方が救われていたような気がします。
写真の方は、被災者のみなさまのプライバシー保護の為
ここに載せることはできませんが、
私が最初にお世話になった「ユナイテッド・アース」のHPで当時、
レポートを書かせて頂きましたのでそちらをご覧いただけたらと思います。
「ユナイテッド・アース」は現在もずっと、
現地で活動をし続けているボランティア団体です。
ユナイテッド・アース「南三陸町復興応援プロジェクト」/(ボランティア参加者の声)
http://united-earth.jp/minamisanriku/2012/01/post-206.html
震災の報道が減っていますが、
現地に行く度に、復興はまだまだだなと思います。
震災のことを忘れないように、
また、似顔絵にできることを精一杯するために
これからも被災地を訪れたいと思っています。